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熊本のことを話す。

昨年まで三年間、
仕事で毎月4〜5日ほど
熊本で過ごす日々が続いた。
月に数日ではあるけれど、
ローカルなラジオを共に、朝から晩まで
西へ東へ、南へ北へ、車を走らせ、
それを毎月繰り返していると
もうそこは遠い出張の地ではなくなり、
たくさんの友ができ
地図なしでどこへでも行け、
いつしか自分の大事な居場所となった。

都会でもなく、田舎でもない。
歴史と圧倒的な自然に恵まれた地。
自分にとって何の違和感もなく
本当に心地良い場所だった。
なんでそう思うのか?
それは、何度目かの熊本で、
どこか神戸に似ているからだと気付いた。
阪急三宮駅北側の歓楽街と、
南側に在るセンター街とが
コンパクトにまとまった様な下通。
通町筋から上通にかけては、
元町の洒落た感じと、
こだわりの店が点在する栄町の
路地裏の雰囲気が在る。

熊本で嫌な思いをしたことがない。
人が好くて親切、
人と人との結びつきを大切にする人たちだから、
赤の他人の自分にも
常に誰かを繋げようとしてくれる。
困っていたら、上っ面でなく
最後まで付き合ってくれる。
毎夜毎晩、熊本訛りをBGMに
馴染みの仲間と呑んでいると、
疲れもストレスも一気に取れた。
そう言えば、
関西では常に鳴り響く
けたたましいクラクション、
熊本で耳にすることがほとんどなかった。
ウィンカーを出せばすぐに入れてくれる。
みなが温かで、優しい、
陽の国、熊本。

そういう場所が苦しんでいる。
そんな人たちが怖がっている。
熊本に行きたい。
あの訛りが聞きたい。
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「island
  in the sun」
16.04.28.THU
nakano